PCBは高度成長期のやっかい者です

PCBってご存じですか?

電気関係では未だに処理に頭を悩ます物の一つです。

高圧のトランスの中に入っている絶縁油の一種で、人体に有害な物質です。

昭和47年以降は製造されていませんが、古い設備(昭和47年以前)の高圧受電設備で未だに使っています。


PCBの濃度によりますが使う事自体は問題なのですが、経年劣化で交換をする際にむやみに処分できません。

PCBが入っていた場合、基本的に設置場所から持ち出す事ができません。

適切は処理が必要になります。


じゃそのまま置いておけばいいという事でもありません。

保管も適切に行い油が流出しないようにしなければなりません。


でも、たしか平成39年3月までに処理をしなくはいけなかったような・・・。

今回、受変電設備を入れ替える予定のお客様のトランス、コンデンサにPCBが含まれているかを調べました。

幸い、昭和47年以降の物でしたので通常の処分が可能です。


もし、古い設備がある事業所の方は一度PCBが入っているか確認することをお勧めします。


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